セックス依存症

「お前の母親はセックス依存症だったんだ」と父が告白した。
私が最初に彼氏ができてからしばらくしてからだった。
「お前、彼氏ができただろう」って父が言うので、なんか嫌な気持ちがした。性的なものを感じさせる言い方で、思わず拒否反応を覚えた。
しばらくは、父親と口も利かなかったが、ある夜、私を今に呼びつけて「母親がセックス依存症だった」と告白したのだ。
「お父さんとお母さんが離婚したのは、お前が小さいときだったからわからなかったかもしれないが」
と父は前置きした。
父が仕事に行っている間、男を連れ込んでいた。しかも私がまだ赤ちゃんだった時。
セックス依存症の女子大生です、性欲絶倫の男性との運命の出会い
「さすがに、お前のことが心配になって、お前にとっても教育上よくないから、出て行ってもらったんだ」
「お母さんがただの浮気やなんかだったら、別にそれはそれで構わなくもないが、出て行ってもらうほどじゃなかっただろうし、別居してもお前に定期的に会わせたりすることもできただろうが」
父は少し残念そうな顔をした。
「セックス依存症の場合、相手構わずだから怖いんだ。相手がどんな悪いたくらみを持っているかもしれないのに、乳児がいるところに連れ込むなんてもってのほかだからな」
父は私に彼氏ができたことで、「セックス依存症の母親の血を引いているかもしれない」と心配になったのだろう。私もそれを聞いたら、心配になってきた。遺伝するようなものじゃないかもしれないけど、父が心配しているということは、自分も母親に似た部分があるのかもしれない。
彼氏とはそのあとすぐ別れた。

秘密の出会い